ASUS Eee PC 901 main 1G SSD 16G 8.9インチ WHITE パールホワイト EEEPC901-WHI051X
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: Personal Computers
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eee pc-901xは、買った当初キーボードをUS配列に入れ替え、64GBのSSDを積むなどちょっと贅沢な構成にしたものの、結局使えなかった機材である。MINTLinuxを入れたりUbuntuを入れたりWindows7を入れたりと色々試したが*1、遅いし、タッチパネルの操作性もよろしくない。そこそこ気に入ったのはNetBSDを入れたとき*2だが、これがネットワーク関係の認識を一切してくれない。やけになってFreeBSDのしかもZFSとかを試しに入れてみると、やや意外なことに有線LANまでは認識してくれた。しかし、CUIなのに何か遅い。ストレスになってとうとう諦めてしまった。
それから3年も床に転がったままになっている機材を見て、ふとUbuntu-netbookを入れてみてはどうだろうと思った。たまたま暇を持て余していたからであるが、Ubuntuは10.xになってから起動はなかなか早いのが魅力であることが第2の理由である。
インストールはあっさりしたものである。ただし、メインの4GBではディスクを使いきってしまうので、セカンダリの64GBのうち32GBを/usrと/homeに使うことにした点が唯一の工夫である。
これが結構使えた。驚きである。Wi-Fiも問題なく認識してくれる。Ubuntuの起動の早さがここまで見方をかえさせるとは思わなかった。私はどうせターミナル中心なので起動が早ければそれでよい。ターミナルと言ってもWebを見たりメールの添付ファイルを見たりするのにはGUIが必要になる。こういう場合でもUbuntu-Netbookのアイコンはそれなりに工夫されていると思う。この切り替えもストレスがない。機材とソフトウェアの組み合わせでこんなにも違った印象になるのかと感心した。
私がシステム開発者であればこの一事は肝に銘じていただろう。
それにしても、あと3年早ければ、持って歩いたに違いない。Ubuntuで便利にはなったが、今となってはiPadの方を持って歩く。このこともシステム屋としては感じ入るところだ。
ただ、寝起きに素早くメールをチェックするのには重宝している。使われていなかった機材に使い道が少しできたのがちょっとうれしい。
おお、そういえば3年前はこれらのPCはUMPCと呼ばれていた。今ではさっぱり聞かない。NetBookという言葉が定着したようである。