Seishi Ono's blog

Fugaces labuntur anni. 歳月人を待たず

休日はLinux

私はPCを手に入れると大抵の場合デュアルOSにしてみる。たとえば、Mac OSXでもWindowsとデュアルブートにしている。最近であれば、Windowsを手に入れれば大抵はLinuxとのデュアルブートにする。実のところは、他のOSも入れたいのだが、ちょっと面倒だったり機能に制約があったりするので見送ることになる。

ところが、そうして使いつづけてみると、よほどのことがない限り大抵どちらか一方しか使っていないという事実に気がつく。職場のMac Miniは早くて便利なWindowsマシンである。反対にmacbookはOSXしか使うことはない。Linuxはよほどのことがない限り使わない。Teratermの窓の向こう側でお目にかかるだけになってしまう。

一方、Windows系のOSは、仕事の上でワードやエクセルを交換しなければならない以上使わざるを得ない。OpenOfficeではレイアウトが崩れたりして結局用をなしてくれない。マックでさえもOffice2008では用をなさないことが多い。それにかな漢字変換もATOKなどをしのぐLinux製品はなさそうである。anthyは頑張っていると思うが、ちょっと使っていて辛いことが多い。

そこで、この連休は、ワードを封印して、ずっとLinuxを使ってみることにした。ubuntuも9.04になって安定性も速度も増している感じがする。ドライバも増えて手元のPCは面倒なドライバの組み込みがいらなくなった。

とはいえ、これも使っているうちに細かいところでつまずく。フォントが足らずにPDFが開けなかったり、ブラウザのプラグインがなかったり。それにプリンタドライバの類は割と致命的である。

他にも、ubuntuの64ビットバージョンを入れたのでSkypeは、32bitエミュレータ(ia32-libs lib32asound2)を入れた上で、dpkgに"--force-all"オプションを入れてインストールする。しかし私の場合、これだけではサウンド関係でブルートゥースのドライバがないなどと怒られるので、skypeを起動させてオプションでサウンド関係のデバイスをデフォルトから変更しなければならなかった。気がつけば大したことではないがGoogleしても、アプリケーション側でオプションを変更するという話はあまりに当たり前だからか、見つけ出せずに困った。

そうなると年寄りなので、昔の方が懐かしくなる。ポストスクリプトプリンタさえあればきれいな印刷はできたし、ちょっとした絵はTgifでよかった。そういえば、Tgifを入れてみたら日本語まわりがおかしい。inkscapeを使えということなのだろう。しかし、それこそ懐古趣味でしかないとはわかっているが。LaTexの縦書きで句読点が左に打たれてしまう問題もうまく解決できていない。他のサイトを見るとそういうことはもうない、とされているが。

まあ、休日は、メールとブラウザそれにたまにskypeしか使わないのだからこんなものでもいいんだけれども。