Seishi Ono's blog

Fugaces labuntur anni. 歳月人を待たず

Solaris 10 on ThinkPad T61そのII

Solarisをノートに入れるという作業は、単なるオタクな趣味でしかない。成功することは希だし、成功してもほとんどのデバイスは使えない。実用性はゼロに近い。

ただ、苦労することによってSolarisの癖や特徴を知ることができるのは、サーバ管理者にとっては幾ばくかのメリットにはなる。それも、私のように引退した管理者には意味があるはずもなく、単なるノスタルジーでしかない。

とはいえ、多少はがんばってみた。

ログイン画面の苦労は先に書いた。Windows7が壊れてしまうのは、ブート領域を再インストールし、さらにWindows7の修復インストールをすることで回避できた。具体的には、


cd /a/boot/grub
/sbin/installgrub -m ./stage1 ./stage2 /dev/rdsk/c1t0d0s0

などとしてから、windowsのCDでブートし、修復インストールを選択する。

次はネットワークである。ログインができてネットワークに繋がる。この2つさえ克服できればまあ使い物にはなる。

有線LANはなにもしないでも繋がった。NetBSDをeee PC901に入れたときよりはだいぶ良い。

そこで、まずWi-Fiである。Web上を探すと「インテル® Wireless WiFi Link 4965AGN」のドライバを入れろと書いてあるので、OpenSolarisのページからiwkドライバを手に入れたが全然駄目である。

おかしいなと思い、

/usr/X11/bin/scanpci -v

としてみると実は、「 Intel 3945」らしい。つまりはwpiドライバだった。私のマシンが一時代古いだけだったようだ。

このドライバはSolarisとしては枯れているようで、inetmenuwificonfigとも問題なく組み合わせることができる。iwkドライバではそうは行かないようだ。

OSSドライバも入れてみたが、マイクロフォンをBIOSでOFFにしないとハウリングを起こしてしまう。やれやれである。こちらは後回し。

これで役者はそろったのでptexliveを入れてみる。デフォルトでは相変わらず縦書きは駄目なようなので、freetyp2を有効にして再コンパイル。あれ? iconvライブラリがないと言って怒られる?手動で

-liconv
を追加すれば通る。が、一体何が起こったかわからない。

「まあ、いいや。」ということにする。