この数年健康診断結果が良かった試しはなく、いつも要精密検査ばかりなのだが、面白いことに同じところでひっかかるわけではない。確か最初は心電図でそのときは慌てて医者に飛んでいったが、別段のことはなかった。翌年は血圧、次の年は眼底検査結果だったが、どれも1年限りのことでほっとしていたら、今年は尿酸である。
こうも毎年精密検査に引っかかるとだんだん無神経になり驚くことも無くなってしまう。
しかし、今年の尿酸は身に覚えがあり、この一年間ドイツやベルギーの地ビールが気に入って毎日結構飲んでいたのである。聞くところによるとプリン体含有量はただのビールでも十分に多いが、地ビールになると桁違いだと後から知った。
仕方ないので、一年間はビールを諦めて焼酎にしようと決めることにした。
不思議なもので、ビールは休日ともなると昼から飲んで幸せな気分になっていたが、焼酎は昼から飲もうという気にはならない。そういう点では多少は健康にいいかもしれない。
今回の尿酸の結果を見て、健康診断は、ストレスにもなるが、健康維持に意義がある場合も少なくないのだとわかった。尿酸値が高いなど自覚症状が全くない。今回の結果がなければあっという間に悪くなっていただろう。
痛風持ちの友人に言わせると、3ヶ月もあれば尿酸値は一気に悪くなるそうである。ポジティブに考えれば、ビールを止めれば3ヶ月で改善することだってできる。
