Seishi Ono's blog

Fugaces labuntur anni. 歳月人を待たず

NetBSD6.1.5でslimログインマネージャ

NetBSD

NetBSDでなるべくFreeBSDで使っている環境に近い環境を作ってみようと思って、Xの環境を入れてみた。最近はNetBSDも

pkgin install xfce4

などでバイナリのパッケージがインストールできるので、大分楽である。Xfce4ではなくMATEにしたかったのだが、パッケージにはなっていないようなので、ここは諦めることにした。

ログインマネージャーも入れてみようと思ったがXDMとxdm3dしかない。まあ、NetBSDな人達がそんな物を使うはずも無いが、wipにslimがあるのでこれを使ってユーザのautologinを試してみることにした。

cvs -d:pserver:anonymous@pkgsrc-wip.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/pkgsrc-wip login
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@pkgsrc-wip.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/pkgsrc-wip checkout -P wip
sudo mv wip /usr/pkgsrc/

でwipを取ってくる。

slimのディレクトリに行ってmakeしてみるが2つほどエラーが出て通らない。wipだから仕方が無い。

どうやらポインタに対する記法が合わないことと、Makefileのpngライブラリのバージョン番号が合っていないようである。

cd /usr/pkgsrc/wip/slim/work/slim-1.3.1
    gsed 's@png_ptr->jmpbuf@png_jmpbuf(png_ptr)@g' -i png.c
    gsed 's@-lpng12@-lpng16@g' -i Makefile
cd /usr/pkgsrc/wip/slim
    gsed 's@-lpng15@-lpng16@g' -i Makefile

これで、コンパイルは成功する。

インストール後、/usr/pkg/etc/slim.confにハードコーディングされているいくつかのコマンドのパスを/usr/binから/usr/pkg/binや/usr/X11R7/binなどに変更してあげる必要がある。 wipなので設定ファイルまでは面倒見てくれない。ともあれ、そんなこんなで動くは動きだしたが、結局しばらくすると固まってしまうようだ。 何か設定漏れでもあるのかな。これもwipだからそんなもの。

作業した結果は遂に役に立たなかったが、設定作業中に、slimではユーザ名にconsoleとかhaltとかexitとか入力できることを知った。なるほど、この仕様は遊び心があって面白い。ただ、実運用上これでは、良いような悪いような。