NetBSDでなるべくFreeBSDで使っている環境に近い環境を作ってみようと思って、Xの環境を入れてみた。最近はNetBSDも
pkgin install xfce4
などでバイナリのパッケージがインストールできるので、大分楽である。Xfce4ではなくMATEにしたかったのだが、パッケージにはなっていないようなので、ここは諦めることにした。
ログインマネージャーも入れてみようと思ったがXDMとxdm3dしかない。まあ、NetBSDな人達がそんな物を使うはずも無いが、wipにslimがあるのでこれを使ってユーザのautologinを試してみることにした。
cvs -d:pserver:anonymous@pkgsrc-wip.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/pkgsrc-wip login cvs -z3 -d:pserver:anonymous@pkgsrc-wip.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/pkgsrc-wip checkout -P wip sudo mv wip /usr/pkgsrc/
でwipを取ってくる。
slimのディレクトリに行ってmakeしてみるが2つほどエラーが出て通らない。wipだから仕方が無い。
どうやらポインタに対する記法が合わないことと、Makefileのpngライブラリのバージョン番号が合っていないようである。
cd /usr/pkgsrc/wip/slim/work/slim-1.3.1 gsed 's@png_ptr->jmpbuf@png_jmpbuf(png_ptr)@g' -i png.c gsed 's@-lpng12@-lpng16@g' -i Makefile cd /usr/pkgsrc/wip/slim gsed 's@-lpng15@-lpng16@g' -i Makefile
これで、コンパイルは成功する。
インストール後、/usr/pkg/etc/slim.confにハードコーディングされているいくつかのコマンドのパスを/usr/binから/usr/pkg/binや/usr/X11R7/binなどに変更してあげる必要がある。 wipなので設定ファイルまでは面倒見てくれない。ともあれ、そんなこんなで動くは動きだしたが、結局しばらくすると固まってしまうようだ。 何か設定漏れでもあるのかな。これもwipだからそんなもの。
作業した結果は遂に役に立たなかったが、設定作業中に、slimではユーザ名にconsoleとかhaltとかexitとか入力できることを知った。なるほど、この仕様は遊び心があって面白い。ただ、実運用上これでは、良いような悪いような。