Seishi Ono's blog

Fugaces labuntur anni. 歳月人を待たず

NetBSD on VMware Fusion 5

VMware Fusion 5

VMware Fusion 5


ひょんなことから、いつも使っている Mac Book Pro のRetina モデルにVMware Fusion5を入れてみた。
このVMwareは、ちゃんとRetina対応になっていて、なんとなくうれしい。

まず、Windows8を入れてみたが、もちろん問題なく動く。Windows系はしばらくご無沙汰な上に、このLook & Feelでは、なかなかオペレーションには苦労した。まあ、このあたりは想定の範囲内である。

つぎにUbintu12.04を入れてみた。問題なく入るのだろうと思ったが、そうでもない。インストールが終わって、ログインしようとするとパニックする。しばらく悩んだが、VMwareのディスプレーの設定が3Dモード有効となっていたので、これを切ったら問題なく動作した。

これが、去年の暮れの話しである。さて、しかし、2つ入れてみたが、実際に使ってみようという気にならない。ちょっといじってすぐ飽きてしまった。

それで、これもまた思いついてNetBSD6.01を入れてみる気になった。NetBSDなど2.0位から触っていないような気がする。これがこの連休のテーマである。インストールは問題なくできた。X-Windowも問題なく動く。3ボタンのエミュレーションもコントロールキーとコマンドキーを押すことで実現しているのだと、この時初めて知った。

それにしてもである。インストール手順から、Xが動作してタブウィンドーマネージャーでxtermとxclockがあらわれるところまで、20年近く前と余り変わっていないのにも感心し、懐かしい気分に浸れた。これだけでもVMwareとNetBSDに感謝したいところだ。

しかし、日本語入力をanthyにしようと思い、さらにSCIMを入れてみようと思った当たりからおかしなことになる。そのためには結局Gnomeも入れた方が良いという話になるからである。これをソースからコンパイルする。さすがに6時間くらいはかかる。やっと入れたと思ったら、Gnomeが立ち上がらない。

dbusを動かさないとダメだと言うことにしばらく気が付かなかった。/etc/rc.localに


if [ -x /usr/pkg/bin/dbus-daemon ]; then
mkdir -p /var/run/dbus
echo -n ' dbus'; /usr/pkg/bin/dbus-daemon --system
fi

と入れておく。このあたりもかなりレトロである。

VMware-toolsもopen-vm-toolsとか入れておけば良いようだ。
などと、遊んでみたが、結構楽しめるものだ。

VMware daemonも同じく /etc/rc.localに


if [ -x /usr/pkg/sbin/vmware-guestd ]; then
echo -n ' vmware-gusted'; /usr/pkg/sbin/vmware-guestd --background /var/run/vmware-gusetd.pid
fi

とか書いておけばいいようだ。

ついでにfirefoxとか入れたらどうなるだろう。なにせソースから入れるのだ。と思ったらこれも数時間で終わった。

調子に乗って、libreofficeとかもコンパイルしようとしたが、夜が明けても終わらない。まあ、2,3日かかりそうだ。

それにしても病気だな、と我ながら思う。